BRAND
この一会に、一石を。
工房名 | 有限会社 稲垣石材店 |
---|---|
創業 | |
カテゴリ | 石製品 |
HISTORY
稲垣清市が興した稲垣石材店は、あと数年で100周年を迎えようとしています。清市は、戦時中にも徴兵を免れるほどの小柄な体格でした。しかし、その小さな体ひとつで、時には7尺(およそ2m強)を超える大きな石と向き合い、多くの石像を残しました。
FEATURES
岡崎から鞍馬へ、根府川へ、大島へ。
“石”という自然物が
人の手にふれる機会を失いつつある中、
たとえ僅かでもその石を求めてくれる人がいる限り、
私は西へ東へと駆け馳せ、山へ登ります。
石屋でさえ気づかなかった石の“価値”に
光をあててくれたのは、
ゆたかな感性で石のもつ重厚さや繊細さを汲み取り、
独自の世界をつくり上げていく
料理人たちでした。
彼らと対話し、何とかそのイメージをかたちにしようと
石のハンティングをはじめ、
熟練の職人とともに試行錯誤を重ねて、
“石の器”が生まれました。
石の美しさと石屋の技術が
一流の仕事人と出会うことで、
双方にインスピレーションが生まれ、
一皿の感動がさらに際立っていく。
その体験は、私に石のもつ可能性を信じる勇気を与えてくれ、
「石の価値をすべての人に届ける」という
一期を捧げるに値する仕事を授けてくれました。
創業者、稲垣清市の代から100年つづく魂を
INASEという名前に込めて、
石にふれる、一人ひとりの心に、一石を投じていきます。